健康と美を作る女性ホルモン・エストロゲンの働きを徹底解明
ここでは、生理不順の原因や症状、改善策について詳しく解説しています。
思春期の生理不順は、卵巣の働きが不完全なために起こるのですが、閉経前に起こる生理不順はホルモンバランスの崩れが原因となっています。
女性の体では、下記のような月経周期に伴うホルモン量の変化が起こっています。
排卵前にエストロゲンが徐々に増量→ピークを迎えた後に減少→排卵後にはエストロゲンとともにプロゲステロンが増量→生理前になると両ホルモンが急激に減少
この一連の変化は常に脳内の間脳という部分によって調節されています。そのため、精神的ストレスや環境の変化、肉体的ストレスなどによる間脳への影響が卵巣に影響しやすく、結果として卵胞や黄体の働きを左右することになり、そこから分泌されているエストロゲンやプロゲステロンにも影響して生理不順を引き起こすことになるのです。
45歳~50歳くらいの閉経前の世代の女性は、卵巣からエストロゲンの分泌が低下しているので、生理不順が起こりやすい状態になっています。
この他、無理なダイエット・不規則な生活・ストレス・睡眠時間・冷え・血行不良・運動不足・過労・肥満・卵巣の疾患などが原因となる生理不順もあります。
日本女性の45.5%は生理不順の悩みをもっており、「生理痛がほとんどない」という女性は、わずか2%ほどしかいないという調査結果もあるようです。
生理周期24日以内と短く、頻繁に整理が起こります。さらに頻発月経の中にも2つのパターンがあります。
生理が年に9回以下(周期が39日以上の月経)しか起こらない状態で、放置しておくと無月経になる場合もあります。
生理不順は、普段の生活習慣を見直したりリラックスして過ごすことで、ある程度の改善が期待できます。
規則正しくバランスの良い食事が第一です。その上で生理不順に有効な食材を積極的に摂りましょう。
ビタミンB群(体を温める)・ビタミンE(血行を良くする)・大豆製品(ホルモンバランスを整える)・ミネラル類(特に鉄分とカルシウム)、 冷え症の方は、ねぎ・にんにく・にら・かぼちゃ・山芋・牛肉・黒豆・山芋・シソなどの体を温める食材もおすすめです。
更年期などでほてりを感じるタイプの方は、体を冷やす食材を取り入れてみましょう。
トマト・きゅうり・レタス・セロリ・ゴーヤー・緑茶など
食生活の見直しの他にも、
などの心がけも大切です。症状が酷い場合には、我慢せずに医師の診察を受けることも必要です。その場合は漢方薬やホルモン剤を使った治療などが行われます。
エストロゲンが減少することによって、性機能の低下につながります。その結果生理不順を起こしてしまうため、エストロゲンを増やしていきましょう。
エストロゲン不足を補うために、ホルモンバランスを整える成分を摂取しましょう。イソフラボンなどエストロゲンと同様の働きをする成分がおすすめです。
また、生理不順を起こすなどホルモンバランスが乱れているときは、免疫力が低下していたり、自律神経が乱れていたりします。
ホルモンバランスを整える成分を摂取するのと同時に、免疫力をアップさせる成分、神経に働きかける成分も摂り、体内のバランスを整えることが大切です。