健康と美を作る女性ホルモン・エストロゲンの働きを徹底解明
女性ホルモン・エストロゲンには400を超える機能が備わっており、女性の心と体のバランスはエストロゲンの効果によって左右されます。
ホルモンのバランスが乱れると生理前のイライラ(PMS)や生理痛などの症状が重くなったり、原因不明の体調不良・イライラなどの精神的不調が起こってしまいます。
以下で紹介する女性ホルモンの分泌を上げる方法のうちいくつかを日常生活に取り入れてみてください。
女性の魅力を引き出すためには、女性ホルモンをたくさん分泌することが必須です。日頃の不調が改善されたり、美肌・美髪・スタイルアップ効果が期待できます!
ここでは、エストロゲンがどのような働きをするのか紹介します。
肌の表面である角層の水分を維持することで、うるおいのあるお肌を保ちやすくしてくれる働きがエストロゲンにはあります。ホルモンバランスは常に変化するため、その時期に合わせたお手入れが必要ですね。
エストロゲンはセロトニンを活発するなど、精神状態も左右します。エストロゲンの減少でうつ状態にもなりやすいため、気分の変化を少しでも減らせるようにエストロゲンを増やしましょう。
自律神経も乱れによって、体調を崩しやすくなります。自律神経失調症と呼ばれていますが、ホルモンバランスの乱れが大きな原因といわれています。体のバランスを整えることで、自律神経の乱れも改善していくでしょう。
生理前の不調なども起こりやすいエストロゲンの減少、不足すると不妊症も招きやすいといわれています。不妊症にならないためにも、エストロゲンは妊娠を望むときには欠かしてはいけない成分です。
骨の生まれ変わり対して深い関係があるエストロゲン。減少によって骨を壊すことばかりで、新しく作られる骨が少なく、その結果として骨が弱っていまいます。エストロゲンで強い骨を守りましょう。
脂質異常症や肥満の予防にもエストロゲンが必要です。エストロゲンによって体重管理もしゃすく太りにくくなるので、体形維持にも役立てましょう。
女性の美しい髪の毛を保つためにも、女性ホルモンがなくてはならない存在です。女性らしさの象徴でもある艶やかな髪の毛をキープするために、ホルモンバランスを整えたいですね。
血管拡張作用があるエストロゲンにより、血流が保たれています。血液に乗って酸素や栄養も流れていくため、少しでも血流が促進されるように女性ホルモンは補いたいですね。
女性のアルツハイマーの発症率は、男性の3倍ともいわれます。これはエストロゲンが減少したことによって起こっているのだとか。不足しないように、脳の働きをサポートしてあげましょう。
エストロゲンによる影響は女性だけではなく、男性にも起こります。男性にとっても必要であるホルモンなので、しっかりと補ってあげましょう。
女性ホルモンを活性化させるために役立つ方法を紹介します。
「冷え」はホルモンバランスを乱す原因になります。冬場は体が冷えやすいのは勿論ですが、夏場はエアコンを使う機会が増えるため、積極的に体を温めなければなりません。温かい飲み物を飲んだり(ショウガが入っていると尚効果的)腹巻などで体の中心を冷やさないようにします。また、お風呂は毎日湯船につかることで体が温まり、エストロゲンが活性化されます。女性ホルモンを活性化させたいのならば、シャワーだけの入浴は控えた方が良いでしょう。
女性ホルモンの天敵はストレスです。ストレス解消法をお持ちの方は、それを実践しましょう。また、簡単なストレス解消法として、湯船につかり3分ほど、何も考えずに目を閉じます。リラックスすることで、気持ちが軽くなり、心が落ち着いてきます。
女性ホルモンには「熟睡」が必要です。女性ホルモンを分泌させ、バランスを整えるには、約7時間くらいの睡眠がベストとされています。ぐっすりと眠るには、就寝前のテレビやスマホ画面を見ないことや、寝る2時間前までの飲食は控えるなどが効果的です。また、就寝前の軽いストレッチも血行を良くするので試してみてください。
夜更かしして睡眠時間がバラバラになってしまうと、ホルモンの分泌は悪くなる一方です。女性ホルモンの分泌は、就寝2時間後くらいに始まっていきます。できるだけ今日中には寝れるようにしましょう。一定の睡眠時間をキープし、生活サイクルを整えることで、自然と女性ホルモンが分泌されていくでしょう。
自律神経を整えるには深呼吸が効果的。朝、起きたタイミングや、出掛ける前などに、大きく深呼吸をしてみましょう。ホルモンバランスを正常に保つのに一役買ってくれます。背伸びをしながら深く息を吸い、吐き出すという動作を5回繰り返すだけです。目が覚めるし、頭がすっきりとするので仕事中の息抜きなどにも最適です。朝の習慣として取り入れることをおすすめします。
女性ホルモンを作るには、良質なたんぱく質と脂質が必要なことをご存じでしょうか?ですので、肉・魚・卵や、エストロゲンと同じような働きをするといわれる「大豆イソフラボン」、ビタミンEを多く含む食材(アーモンド・アボカド・かぼちゃなど)には、老化を抑え卵巣を元気にする働きがあります。ダイエットをしている女性で、お昼はサラダだけにしている人はいませんか?女性ホルモンを分泌させるなら、これらの食材を積極的に摂らないといけません。
女性ホルモンを活性化させる究極の方法は「恋」です。おしゃれをしてデートをしてみたり、好きな人と話をすることで、ときめきが生まれます。
ときめきは、何も恋愛だけではありません。仲の良い友人とのおしゃべりや、小説や映画に感動するのも良い方法です。また、好きなアーティストのコンサートに出掛けるなども、ホルモンを活性化するには最適です。毎日がマンネリしているな…という方は、普段の生活をときめかすエッセンスを見つけましょう。
日常生活に取り入れやすいものばかりですし、全て実践しなくても出来る範囲で構いませんのでいくつか取り入れてみてください。
また、女性ホルモンがきちんと働いているか確認するために「基礎体温」をつけることをおすすめします。「基礎体温」が正常であれば、きれいな2層のグラフになるはずです。ちょっとした影響でホルモンバランスは乱れてしまいます。グラフの変化はライフスタイルを見直す良い機会になりますよ。