更年期の悩みを解消 エストロゲンを増やすには?
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エストロゲンとは?

女性ホルモンは、主にエストロゲンとプロゲステロンの2種類です。いったいどのような働きをするのか解説します。

複雑な女性のカラダとココロはエストロゲンの量で左右される?

エストロゲンは女性ホルモンのひとつで、400以上の効果を持つ体にとって必要不可欠なものです。

豊富に分泌されていれば、お肌のハリがよくなったり、髪もツヤツヤでボディラインにメリハリができる…など女性にとって嬉しい効果がたっぷり。

女性として美しくありたいならば、分泌を減らさないように積極的に努力してきたいものなのです。

エストロゲンの妊娠・月経への働き

妊娠・出産するためにはエストロゲンの存在が必要不可欠。
受精卵をしっかり着床させるため、排卵に向けて子宮内膜を厚くしてフカフカのベッドを作る役割を持っています。

着床するともうひとつの女性ホルモン・プロゲステロンが働き妊娠を維持していきます。
妊娠しなかった場合は子宮内膜がはがれて生理となり、再びエストロゲンが次の排卵に向けて準備を開始します。

エストロゲンは身体的・精神的に安定した状態を作りますが、プロゲステロンは体調不良や不安定な精神状態を作り出してしまうため、生理のサイクルによって調子や気持ちが浮き沈みするのです。

エストロゲンの卵胞への働き

エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれているほど、卵胞への働きが大きなホルモンです。卵胞は成熟することで、排卵と受精に備えてくれます。卵胞が成熟していないと、排卵をすることができませんし、排卵をしても受精することができません。

子宮内膜を厚くすることも妊娠のための大切な準備ではありますが、卵胞を成熟させることも大切な仕事であるといえるでしょう。

エストロゲンの自律神経への働き

心身のバランスを整えるために、自律神経は非常に大きな役割を持っていますが、エストロゲンが減少すると自律神経のバランスが乱れてしまいます。

なぜなら、脳の視床下部という部分が、エストロゲンを分泌するようにと卵巣に働きかけます。正常に分泌されていれば問題ないのですが、エストロゲンがうまく分泌されないと、「どうして分泌されないんだろう」…と脳の視床下部では混乱を招いてしまいます。視床下部には自律神経を整える働きもあるので、その影響で自律神経まで乱れてしまうのです。

年代別エストロゲンの分泌量

エストロゲンは思春期、初潮と共に作られ始め、一番女性として脂が乗り、美しさに磨きが掛かる20代~30代でピークに達します。

40代・50代になると徐々に減りだし、エストロゲン不足による体調不良が続く「更年期障害」で悩まされることが増えていきます。

適度にエストロゲンを補えば更年期障害を緩和できますが、体がエストロゲンに晒される時間が長いと「エストロゲン依存症」になり、乳がんや子宮がんなど婦人科系の重篤な病気を発症しやすくなるので、バランスが大切です。

女性ホルモンというのは生涯でティースプーン1杯程度しか分泌されないとのこと。ごくごく少量で体に多大な影響を及ぼす、非常に繊細なものなのです。

女性として美しくありたいならば、様々な美容法にお金をかけるのも良いですが、エストロゲンについてきちんと学ぶことで、内面から輝く美しさを手に入れられるはずです。

2つのホルモン・エストロゲンとプロゲステロン

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。この2つは一定の周期で分泌量を変化させながら、女性の心と体に影響を与えているホルモンです。どちらも妊娠をサポートするホルモンですが、エストロゲンは基礎体温を下げる、プロゲステロンは体温を上げるといった作用を持っています。

また、エストロゲンは生理中~排卵前、プロゲステロンは生理後~生理前と分泌されるタイミングも違います。2つのホルモンの作用をきちんと把握して、ホルモンバランスを整えるために役立てていきましょう。

2つのホルモン・エストロゲンとプロゲステロンについて詳しく見る

プロゲステロンの持つ働き

プロゲステロンは妊娠を助けてくれる働きを持っています。エストロゲンも同じような働きを持っていますが、プロゲステロンは子宮の内膜を柔らかくし、妊娠しやすい状態を作ってくれるのが特徴。

ただし、体の中に水分や栄養分をたくわえようとするため、むくみや食欲増進が起きることがあります。

プロゲステロンがもっとも分泌されるのは、排卵期から次の生理の時期。人によっては精神的にイライラしたり、吹き出物が増えたりすることがあるようです。

エストロゲンが不足・低下すると起きること

エストロゲンが不足すると、様々な不調が起こってしまいます。体にも心にも大きな影響が出てしまうため、不足しないように気を付けましょう。どのような症状が起きてしまうのか、知っておいて対策をしたいですね。

エストロゲンの分泌量が低下する原因は、主に加齢の影響とされていますが、他にも自律神経の乱れや生活環境の影響といった原因があります。

また、エストロゲンは不足した時だけではなく、過剰に分泌されたときにも大きな影響が出てしまうもの。そのため、過剰な場合に起こる不調についても触れています。適切な対策を行えるよう、エストロゲンの過不足時に起きる原因と症状をしっかりと把握しておきましょう。

エストロゲンが不足すると起きることについて詳しく見る

エストロゲン過不足チェックシート

知らないうちにエストロゲンが不足しているかもしれません。反対に、エストロゲンが多くなりすぎている状態になっている可能性も考えられます。エストロゲンの過不足についてチェックしてみましょう。

チェックシートのカテゴリーは大きく「体型・体質」「恋愛」「生活・その他」の3つ。項目の中には「自分は恋多き女だ」「合理的・論理的な思考は苦手」といった意外な質問もあるので、気になる方は要チェックです。

またエストロゲンを計測するべきタイミングや数値から分かること、ホルモンバランスを整えるために摂ったほうが良い成分などもまとめました。自身のエストロゲンの過不足をチェックすると同時に、対策方法の提案もしています。

エストロゲン過不足チェックシートについて詳しく見る

エストロゲンを増やすのには食生活が大事?

40代・50代になると徐々に減りだしてしまうエストロゲン。「どうにかしてエストロゲンの分泌量を増やしたい」と考えている女性におすすめの方法が食品やサプリでの栄養摂取です。

エストロゲンの分泌量を増やすためには、イソフラボンなどホルモンバランスを整える成分の摂取が有効ですが、40代・50代の更年期世代の女性にはそれだけでは足りません。

加齢により、免疫力が低下していたり、自律神経が乱れていたりしますので、体を労わるためにも健康維持を目的とした食生活にすることも大切です。

栄養摂取におすすめの食品やサプリメントも紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

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