女性の魅力と体調をつかさどるエストロゲンを増やす方法

エストロゲンを上手に摂り入れるには？

エストロゲンそのものを摂取することはできない: エストロゲンは、体内で女性ホルモンとして作り出され、卵巣から分泌される成分。外部からエストロゲンそのものを摂取することはできませんが、エストロゲンと近い働きを持つ成分を摂取することは可能です。不思議なことに、エストロゲンと同じような働きをする物質が自然界の中に多数存在しています。その代表的な成分が「植物性エストロゲン」。体内にあるエストロゲンの受容体と結合することができます。

エストロゲンを増やすだけでは足りない！: 更年期障害などの症状は、ホルモンバランスだけでなく免疫力の低下や自律神経の乱れも影響しているといわれています。ホルモンバランスを整えるためには、エストロゲンを増やす作用を持つ成分を摂取することが大切ですが、それだけでは足りません。ホルモンバランスを整えると同時に、免疫力をアップさせる成分や自律神経に働きかける成分など体に必要な栄養素を併せて摂取し、体内のバランスを整えましょう。

エストロゲンの過剰分泌に注意！: エストロゲンは女性にとって良い影響をもたらす半面、過剰に分泌すると、生理痛やPMSが重くなる、子宮内膜症や子宮体がん、乳がんなどの女性特有の病気にかかってしまう恐れがあります。エストロゲンと同じ働きを持つ成分の過剰摂取は危険ですので、1日に必要な摂取量をバランス良く摂ることが大切です。特に妊娠経験のない女性は、妊娠経験のある女性と比べると、エストロゲンの分泌にさらされている期間が長いため注意が必要です。

エストロゲンを増やす成分を摂れば
ホルモンバランスは整うの？

女性らしくイキイキと過ごすためには、単にエストロゲンを増やす成分を摂るだけでは足りません。加齢による女性特有の悩みを抱えている時は、ホルモンバランスの乱れだけでなく、免疫力が低下していたり、自律神経が乱れていたりします。年齢に負けず、元気で楽しく過ごすために、「ホルモンバランスを整える成分」はもちろん、「免疫力を上げる成分」「自律神経に働きかける成分」にも着目し、3つの成分をバランス良く摂ることが大切です。

ホルモンバランス
を整える成分

大豆イソフラボンやエクオールなど、エストロゲンと同様の働きをする成分を摂取することは、ホルモンバランスの乱れを整えることにつながります。女性は若い世代でも、ホルモンバランスが月単位で変化するうえ、更年期になると分泌したいエストロゲンを作り出す力が低下し、ホルモンバランスの乱れにつながってしまいます。多すぎず少なすぎず、どのホルモンもバランスよく分泌されることが大切です。

免疫力を
上げる成分

免疫力が低下すると、体や心も無防備な状態になってしまいます。ちょっとした不調が大きな病気につながってしまうことも…。健康を維持するためには、免疫力を高めることが必須と言えます。免疫力を上げることで毎日元気に過ごせるようになり、つらい症状を軽減できることでしょう。更年期になるとエストロゲンの量と共に低下しやすい免疫力を、いかに高い状態で保ち続けることができるかが大切です。

自律神経に
働きかける成分

女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減ると、自律神経が乱れてしまい、ホットフラッシュやめまい、頭痛など様々な不調が現れます。それが更年期障害です。自律神経に働きかける成分を補うことで、自律神経を整え、心の不安やイライラといった精神的に不安定な部分を和らげることが期待できます。特に更年期障害になると精神的な症状も増えるので、心を穏やかにしてくれる自律神経に働きかける成分も摂取しましょう。

エストロゲンとは？

女性にとって必要不可欠な成分だけど、バランスが大事: 女性ホルモンの1つエストロゲンは、思春期、初潮と共に作られ始め、20代～30代でピークに達します。40代・50代になると徐々にエストロゲンの分泌量は減り、エストロゲン不足による体調不良が続く「更年期障害」で悩まされます。更年期障害を緩和するために過度にエストロゲンを補うと「エストロゲン依存症」になり、婦人科系の重篤な病気を発症しやすくなるので、バランスが大切です。

女性を支える
エストロゲンの働き

エストロゲン（卵胞ホルモン）は、脳からの指令で主に卵巣から分泌されるホルモンです。思春期から分泌が始まり、20～30代には安定します。更年期になると卵胞の数が急激に減り、エストロゲンの分泌量も減少。閉経するとエストロゲンは分泌されなくなり、エストロゲンの恩恵を受けることができなくなります。

エストロゲンは400以上の機能を備える大切な女性ホルモン: エストロゲンには、なんと400以上もの機能が備わっています。エストロゲンの分泌量が減少してしまうと、これらの機能が十分に果たせなくなるため、様々な不調を感じるようになり、更年期障害にもつながってしまいます。エストロゲンの分泌を活性化させるためには、体を温める、ストレスを取り除く、リラックスする時間を作るなどが大切です。エストロゲンが必要以上に不足しないよう注意しましょう。

女性の一生は女性ホルモンの
「エストロゲン」に
支配されている

エストロゲンの分泌量は
年代によって変わっていく

分泌量は年代によって変わっていく

ライフステージが進むにつれて、エストロゲンの分泌量は変化します。女性は小児期を過ぎて思春期に入ると、エストロゲンの分泌量が高まり初潮を迎えます。成熟期にはエストロゲンの分泌量が安定し、妊娠や出産に適した時期に…。その後、更年期が訪れるとエストロゲンの分泌が減り始め、50歳前後で閉経すると分泌量が急激に低下します。更年期に起こる心身のさまざまな不調が「更年期障害」で、その多くがエストロゲンの分泌量低下によるものです。老年期にかけてエストロゲンが欠乏し続けると、脂質異常症（高脂血症）や動脈硬化といった生活習慣病、認知症や骨粗しょう症などのリスクが高まるとされています。

また、年代だけで変化するわけではなく、1ヶ月のうちでもエストロゲンの分泌量は変化します。

エストロゲンを増やすサプリを摂取する、規則正しい生活を送るなど、自分自身で調整しながら、健やかに過ごしていきましょう。

もしかして足りない？エストロゲンを増やすためには

エストロゲンが不足しているかも…と思ったら、エストロゲンを増やすためにできることから始めてみましょう。食生活の見直しをはじめ、サプリの摂取や運動、薬の服用など方法はさまざま。日常生活を見直す良いきっかけにもなり、より健康的な生活が送れるようになるはずです。

食生活を見直し、軽い運動をすることで、女性ホルモンに良い影響を与えてくれます。薬を服用するとエストロゲンの分泌量を高められますが、副作用に注意しましょう。エストロゲンを増やすサプリの摂取は、体に必要な栄養成分を毎日継続して摂取することが可能ですし、手軽なのでおすすめです。

食生活を見直す

食生活によって、エストロゲンの分泌量を増加させることができます。代表的な成分は大豆イソフラボン。豆乳や大豆製品をバランスよく摂取したいですね。それ以外にも、体内でエストロゲンを増やすのに役立つ食べ物はたくさんあります。

サプリで摂取する

食事はバランスやカロリーも気にしなければいけないため、ちょっと面倒…というときにおすすめなのがサプリです。毎日継続して摂取することで、効率よく必要な栄養素を補えます。エストロゲンを増やすために必要な成分を含むサプリを摂り入れてみましょう。

運動をする

女性ホルモンは運動で増加させることもできます。激しい運動は必要なく、家でできる簡単なトレーニングでOK。筋肉を増やすことは、女性ホルモンを増やすことにつながります。スクワットや背筋など、無理なく続けられる運動がおすすめです。

アロマテラピーで
癒される

ストレスを感じやすい現代人にとって、ゆっくりできる時間は少ないですよね。日々のリラックスタイムのお供として、アロマテラピーがおすすめです。アロマによって期待できる効果は異なりますが、自分が良い香りと思えるアロマを選びましょう。

過労やストレスを
溜めない

毎日の生活で溜まっていくストレスや過労、そのままにしておくと女性ホルモンのバランスが乱れてしまう原因に…。過労には質の良い睡眠を取ること、ストレスには自分らしく発散できる方法を見つけて、過労やストレスを溜めないことが大切です。

ときめきを感じる

恋をするとキレイになる、と言われているように、ときめきを感じるとエストロゲンの分泌量は増加します。その影響で、女性はキレイになるのだとか。でも、ときめきは恋だけではありません。自分がワクワクすることを見つけてみてください。

薬に頼る

エストロゲンの分泌量が減少してしまった場合、薬を使って分泌量を上げることもできます。ひどい不調をすでに感じているなら、薬に頼ることも視野にいれましょう。ただし、用法・用量を守り、副作用には気を付けながら服用してくださいね。

エストロゲンを
増やすのに
役立つ成分一覧

体に必要な成分を補い、エストロゲン不足をサポート！: エストロゲンを増やすために、何か1つの成分に偏って摂取するのでは不十分です。様々な成分をバランスよく補うことが、エストロゲンを増やすためにベストな方法と言えます。必要な成分を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

更年期と上手に付き合い、元気に過ごすためには: 更年期と聞くと、何となくマイナスのイメージがありますが、更年期の症状には個人差があります。更年期障害の症状がひどく出てしまう方もいれば、軽く済む人もいます。
体に必要な栄養素をバランス良く摂る、規則正しい生活を送る、適度な運動を心がける…などしっかりと対策をすれば、つらい症状の緩和が期待できるはずです。エストロゲンが不足しすぎないようしっかりと対策をして、更年期でも健やかな毎日を過ごしましょう。

女性の魅力と体調をつかさどるエストロゲンのすべて

エストロゲンを上手に摂り入れるには？