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どうして更年期になるの?

ここでは、更年期障害になる原因について詳しく解説していきます。

ホルモンバランスの乱れが更年期障害の原因

更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調のことであり、自律神経失調症の1つです。

女性の体は、女性ホルモンによって美しさと健康が守られています。そもそも、ホルモンというのは内分泌腺から分泌され、体内の様々な臓器の働きを調整する物質のことを指します。

女性の体を司るホルモン

女性特有のホルモンは、エストロゲンやプロゲステロンが有名ですが、他にも性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)放出ホルモン(GnRH)や、ゴナドトロピン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)など、女性ならではの体の働きを司るホルモンがいくつかあります。

ホルモン分泌の順序

脳の視床下部からゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が放出

下垂体を刺激

下垂体からゴナドトロピン(卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモン)が放出

卵胞刺激ホルモンの働きにより卵胞の成長とエストロゲンの分泌が促される&黄体化ホルモンの働きにより排卵とプロゲステロンの分泌が促される

というプロセスを辿り、毎月の月経周期がコントロールされているのです。

更年期の女性ホルモン

40代半ばになると卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減ってきます。

やがて閉経を迎えるころには体内のエストロゲンは激減している状態です。また、プロゲステロンの分泌はエストロゲンよりもさらに急激に減少してしまいます。

この2つのホルモンの減少スピードに差があるため、ホルモンがアンバランスになって月経不順や不正出血といった症状が現れてきます。

機能が衰えた卵巣にエストロゲンを出させようとする

エストロゲンが激減すると、脳の視床下部はエストロゲンを増やそうとゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を分泌します。

その命令を受けた下垂体はゴナドトロピンを分泌して卵巣を刺激するのですが、弱った卵巣はそれに対応することができません。

そのため、下垂体はゴナドトロピンの分泌量をどんどん増やしてなんとかエストロゲンを出させようとしますが、機能が衰えた卵巣には無理な注文でしかないのです。

結果、いつもの命令がうまくいかない視床下部はパニック状態に陥ります。

エストロゲンの分泌がうまくいかないと自律神経の働きが乱れる

視床下部は自律神経を司る器官でもあるので、このパニックは自律神経の働きまで乱す原因となってしまうのです。

自律神経は、呼吸や体温の調整を行っているので、働きが乱れると、動悸・息切れ・発汗などの様々な不調が体に現れてきます。

これが、いわゆる「更年期障害」と呼ばれる症状が現れる理由です。

ただし、閉経後10年も経つと視床下部も体の事情を理解するので、身体の症状も落ち着いてくるようです。

更年期障害の代表的な症状

  • 生理不順
  • 不正出血
  • 動悸・息切れ
  • ほてりやのぼせ
  • めまい
  • 気温にかかわらず汗を大量にかく
  • 不安感やイライラ

など

人によって症状の強弱、症状の種類は異なりますが、更年期になって上記の不調がある場合は、更年期障害と考えられるでしょう。

生理不順や不正出欠など月経の異常

月経の異常に関しては、生理不順や不正出血があります。若い世代でも生理不順や不正出血を起こすことはありますが、更年期障害の場合は少しずつ生理が遅れていく、出血が少なくなる、というような症状が多いです。やはりこれから閉経していくため、量も回数も減っていくでしょう。

更年期障害のホットフラッシュ

その他、更年期障害の気になる症状としては動悸・息切れ、ほてりやのぼせ、めまいなどがあります。気温にかかわらず汗を大量にかくというのも、同じような症状として考えられます。ホットフラッシュが有名で、いきなり顔がカーっと熱くなってきて汗が垂れる…というような症状です。

いきなり起こる症状なので、外出中にそんな症状が起きてしまったらどうしよう…と不安になり、外出を妨げる原因になることもあります。

心が不安定になりやすい

更年期の時期は、心の症状も招きやすいです。いつもよりも不安感が強くなったり、ちょっとしたことでイライラしたりという気持ちの変化が起こりやすくなります。

体も心も万全の状態で過ごしたい、そんな毎日を妨げるのが更年期障害です。ひとつひとつの症状をしっかりと改善して、更年期障害とうまく付き合っていきましょう。

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