アロマテラピーで癒される

ここでは、エストロゲンを増やす効果があると言われているアロマテラピーについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

エストロゲンを増加させるアロマ

そもそも、現代社会はストレスを抱えやすいと言われていますが、このストレス、女性ホルモンにとても密接な関係があります。

ストレスが溜まると、体内で副腎皮質ステロイドが作られます。これにより、女性ホルモンの分泌が妨げられ、バランスが崩れてしまうのです。

そこでアロマのリラックス効果により、ストレスが緩和され、女性ホルモンが整えられます。また、アロマオイルの中には、直接女性ホルモンを増やすことが期待されているものもあります。

カモミール・ジャーマン

カモミール・ジャーマンは、リラックスに効果的だとして有名で、お茶としても楽しまれているアロマです。フルーティーな香りが特徴で、青りんごに似た香りが楽しめます。学名の中には、子宮を意味する言葉もあるほど、女性特有の悩みに大きな効果を発揮します。ネガティブな気持ちを和らげ、心を安定させてくれます。不眠にもおすすめです。

ラベンダー

ラベンダーは、アロマに興味のない方でもご存知の方が多いかと思います。非常に人気が高く、様々なところで活用されています。効果は穏やかながら確実に感じることができるため、初心者にも愛用者が多いのが特徴です。リラックス効果が非常に高く、ストレス緩和におすすめです。

ローズ・オットー

高級品でありながら、いつの時代でも女性に愛され続けているのが、このローズ・オットーです。非常にエレガントな香りで、ストレスや不安などといったネガティブな気持ちを改善してくれるとともに、女性特有の不調にも効果を発揮します。月経不順や月経前症候群などに高い効果が期待できます。

ネロリ

ビターオレンジから抽出される上質な香りが特徴で、柑橘系なので好き嫌いのない香りとも言えます。非常にリラックス感が強く、良質な眠りに誘ってくれるくらい、心を落ち着かせてくれます。

ゼラニウム

割とローズに似た香りです。そのため、ストレスを緩和し、心を落ち着かせてくれます。また、女性ホルモンの乱れを整えてくれるため、生理痛や月経前症候群などに効果的です。

ジャスミン

女性にファンの多い優美な香りで、気持ちを奮い立たせ、ポジティブな気持ちに導いてくれます。

ジンジャー

スパイシーな香りなので、好き嫌いはありますが、気持ちを元気にしてくれる働きを持ちます。

イランイラン

フローラルの香りにより、高いリラックス効果が期待できます。

クラリセージ

甘めながら、草木の独特な香りを楽しめます。更年期障害を緩和させるなど、女性特有の悩みに効果的です。

フェンネル

料理のスパイスなどにも使われているフェンネルは、植物性エストロゲンを含んでいて、女性ホルモンを活発化する作用が期待できます。そのため、更年期障害の改善に役立つ香りとして注目されています。胃腸の元気を取り戻す効果も期待できるので、女性ホルモンが減少して弱っている体を助けてくれるでしょう。

サンダルウッド

サンダルウッドの香りは、異性を引きつける香り、などとも呼ばれていて、和名では白檀と言います。昔から、いろいろな儀式に用いられてきました。女性ホルモンに働きかけながら、心を落ち着かせることもできるので、イライラしやすいときにおすすめです。

サイプレス

ウッディーな香りが特徴的なアロマです。ヒノキに近いため、日本人にとって使いやすい香りです。女性ホルモンを調整する作用があるので、エストロゲンの分泌が低下してイライラしやすいときでも、怒りを鎮める野に役立ちます。

アネトール

女性特有の症状を改善してくれるとして注目されているアロマです。エストロゲンと似た作用をしてくれます。アネトールは、フェンネルに含まれているので、アロマとしてはフェンネルを選ぶとアネトールの効果も期待できるでしょう。

ニアウリ

ホルモンバランスを整えるための作用が期待できます。とても清涼感があり、さわやかな香りが特徴的。気分のリフレッシュにもなります。

アロマテラピーの行い方

アロマを行う方法には様々なものがありますが、オイルを使用したマッサージや湿布法は、オイルによって濃度などを気にする必要があるので、初心者には難しいかと思います。

希釈していないエッセンシャルオイル（精油）を、直接肌につけるのはNGです。皮膚への刺激が強く、炎症を起こしてしまう恐れがあるので、注意しましょう。

アロマテラピーの簡単な方法としては、ハンカチなどにオイルを染み込ませ、その香りを楽しむという方法です。これなら、外に持ち出すことも容易です。

また、アロマポットやアロマライトなどは、器具が必要になるものの、気軽に楽しめる方法のひとつです。ただし、空焚きには注意が必要です。

他にも、浴槽にいれて入浴する方法もありますが、オイルの中にはあまり直接肌に触れない方が良いものもありますので、一度使用したいオイルについて調べるか、足浴などから始めましょう。

洗面器にお湯をはり、そこに数滴のアロマオイルを垂らし、バスタオルを頭の上にかぶって洗面器に顔を近づけましょう。気軽ながら、香りを十分に楽しむことができ、器具を改めて買い足す必要もありません。